弊社のロードヒーティング省エネ運転代行サービス「ゆりもっと」では、ボイラーをできる限り「手動運転」にし、灯油消費量を大幅に削減することで、大きく環境に貢献しています。
灯油の消費量を抑えれば、当然燃費効率は上がり、シーズンの灯油代も安くなりますし、無駄を省いて資源を有効活用するので、環境にも貢献できるという理屈はおわかりでしょう。
では、なぜ手動運転だと灯油の消費量を抑えられるのでしょうか。
従来の「自動運転」との違いを知ると、その差がおわかりになると思います。
一般的なロードヒーティングは、降雪を感知したり、地温が下がったりするとセンサーが反応し、それによってボイラーの運転がON/OFFになる構造になっています。
これは「雪が降ったら積もる・地面が冷える」という前提で成り立っている仕組みです。
しかし、雪国に住む方であれば、降り方によっては積もらない雪もあるということはご存知でしょうし、雪が積もっていなくても冷え込む日があるということもたくさん経験しているはずです。
もしそんなときでもロードヒーティングが稼動していたとしたら、意味がないということは明白ですよね。
しかも稼動中はボイラーが焚(た)かれるので、融かすべき雪も氷もないのに、無駄に灯油を燃焼していることになります。
そこで弊社では、ロードヒーティングの仕組みと連動する「遠隔操作が可能なカメラ」を設置し「本当に積もる雪なのか」「一時的に積もってもすぐ融ける雪なのか」を、実際に人間が見極めながらボイラー運転を行う仕組み「ゆりもっと」を開発しました。
実際に人間が降雪を判断することで、自動運転とはどのような違いがあるのかを表にまとめてみます。
| 項目 | 自動運転 | 手動運転(ゆりもっと) |
|---|---|---|
| 雪が降ったら | ボイラー運転が始まる | 降雪通知メールを監視センターに送信 |
| 雪が止んだら | ボイラーが予熱運転に切り替わる | 降雪停止通知メールを監視センターに送信 |
| 地温センサーがある場合 | 設定温度より下がるとボイラー運転が始まる | 何もしない |
| 積雪判断の基準 | 雪が降ったかどうか(地温センサーの場合、 設定温度より地温が下がったかどうか) |
現地の写真撮影による目視 |
| 消雪判断の基準 | なし(地面に着雪した瞬間融けることが 前提のため) |
現地の写真撮影による目視 |
| ボイラー運転 開始の基準 |
雪が降ったかどうか(地温センサーの場合、 設定温度より地温が下がったかどうか) |
現地写真を見て、積もる雪かどうかをチェック。 自然に融けると判断した場合、スイッチは入れない |
| ボイラー運転 停止の基準 |
雪が止んだかどうか(地温センサーの場合、 設定温度より地温が上がったかどうか) |
現地写真を見て、余熱で融けると判断した場合、 残雪があってもスイッチは早めに切る |
実はまだまだ違いがあるのですが、この表だけ見ても、自動運転が頻繁にボイラー運転を繰り返すだろうこと、そして「ゆりもっと」運用がいかに効率的であるかが、はっきりとわかると思います。
では引き続き「まだある」という違いについて検証してみましょう。
その違いを生み出すポイントは「赤外線式降雪センサー」と「遠隔操作」にあります。
この2つをうまく活用することで、自動運転において大きな省エネ効果が得られるのです。
実は、手動運転をうたっている「ゆりもっと」でも、場合によってはボイラーを自動運転することがあります。
それは、絶対に凍らせてはいけない箇所(主に立体駐車場のスロープ)を融雪する場合です。
こういう場所には、自動運転のメリットが生きてきます。
雪が降ったら自動的にボイラーが焚かれ、積もる前にすぐ消雪してくれるので、多少燃費効率は落ちますが、見落としなく雪を融かすことができます。
「ある程度積もらせてから融かす」といった余裕がないため、自動運転を行う、ということです。
しかし、同じ「自動運転」でも、従来の運転と「ゆりもっと」による運転とでは、省エネ効果に格段の差が見られるのです。
その差を生み出す1つが「赤外線式降雪センサー」です。
一般的な降雪センサーは、感知部分に網目状のヒーター線が張り巡らされていて、常時水分検知システムが作動しています。
雪が触れるとその熱で融かされ、水になります。
その際、水は電気を通すのでセンサーが反応し、ボイラーに「雪が降ってきた」と通知する仕組みになっています。そうしたセンサーには雨を検知しないよう外気温センサーもついているのですが、設定気温以下でも雨が降る場合も少なくなく、雪でもないのにボイラーの無駄な運転が始まってしまうという欠点も指摘されています。
より細かく気温や地温とも連動した高価なセンサーも登場していますが、雨になるか雪になるかは他にも気圧や風など様々な要因が絡んでおり、必ずしも降雪だけを確実に検知できるわけではありません。
一方「ゆりもっと」で導入する降雪センサーは、赤外線によって雪が降ったかどうかを判断します。
赤外線は、透明な雨(水滴)なら貫通し、白い雪では遮断されるという性質があります。
その差を利用して雪かどうかを判断するので、雨があっても無駄なボイラー運転が行われることはありません。
ただ、赤外線を遮断するものはすべて感知してしまうため、鳥や枯葉、人間によるいたずら等を誤って感知しないよう「一定時間連続した遮断」があった場合に初めて降雪と判断する設定にしてあります。
万一降雪以外のものを感知した場合でも、すぐに写真で確認ができるため、検知ミスにも柔軟に対応できます。
「目視に勝る検知なし」といったところでしょうか。
これは、一度雪が止んでも、その後5分や10分で再び降雪が始まるという、頻繁に移ろいやすい冬の天気に対応するための機能です。
雪が止んだと思ってボイラーを切ってしまうと、融雪用の地下パイプを通す温水が冷めてしまうため、降雪後も遅延タイマーで設定した時間だけ、連続して運転を行うことができます。
遅延運転中に降雪があれば、遅延設定は解除され、再び通常運転に戻ります。
ただ、遅延タイマーの欠点は、完全に晴れてしまった場合でも運転が続いてしまう点にあります。
その欠点をカバーするのが「ゆりもっと」もう1つの特長である「遠隔操作」です。
従来のボイラーにも遠隔操作用のリモコンがついているタイプがありますが、テレビのリモコン同様赤外線で行われているため、操作範囲は限られています。
一方「ゆりもっと」では携帯電話の電波を利用するため、沖縄から北海道に電話してもつながるのと同様、日本国内であればどこからでも操作することができます(電波の弱い地域を除く)。
現地の写真等で「完全に晴れた」と判断した場合は、携帯電話やパソコンから「運転停止」の操作をすることで、完全にボイラーの運転を止めることができます。
実は自動運転の場合、雪がないときでも、降雪があった際にすぐ融雪が始められるよう「予熱運転」が行われている場合があります。融雪時と比べ火力はそれほど強くはないのですが、温水が冷めないようにボイラーが焚かれるのです。
そのため、何日も降雪がない場合、省エネのためにもスイッチを切ったほうがいいのです。
これは例えるなら、ちょうど電気ポットが保温運転を続けているようなもの。
すぐに使わないお湯ならスイッチを切って、また使う際に沸騰させるほうが効率的なのは火を見るより明らかです。
従来はボイラーを直接操作する以外、自動運転を止める方法はなかったのですが「ゆりもっと」は遠隔操作ができるため、遅延運転はもちろん、自動運転自体を止めることができます。
逆に、一時的に大雪があってその後晴れると従来の自動運転では融け残る危険性がありましたが「ゆりもっと」では定期的にカメラで監視を行うので「融け過ぎ」だけではなく「融け残り」も監視・遠隔操作することができます。
このように「赤外線式降雪センサー」と「遠隔操作」を組み合わせることで、自動運転せざるを得ない箇所においても、大きな省エネ効果と確実な融雪を得られるようになりました。
以上のように、従来のロードヒーティングでは実現できなかった環境対策を「ゆりもっと」による手動運転、もしくは省エネを徹底した自動運転で行えるようになりました。
環境のことを考えた省エネ運転ができるということは、それだけ二酸化炭素の排出量を抑えることができ、地球温暖化対策にも貢献できるということです。
無論、灯油の消費量が減るので、冬場の大きな出費となっていた燃料費も削減することができます。
エコロジーかつエコノミー、2つの「エコ」を実現する「ゆりもっと」。
以下のページでは、それぞれの「エコ」効果について詳細をご確認いただけます。
| ●温暖化対策型商品・サービス | ●公共交通利用(プリペイドカード) | ●特別限定商品(プレミアム商品) |
| ●カタログギフト | ●温暖化対策事業への寄付 | ●CO2排出権など |
|
環境省の関連ホームページ |
北海道環境財団の関連ホームページ |