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2023.04.25

分野間データ連携基盤技術の社会実装に向けた 外部仕様書の作成・公開および相互接続性実証における オープンソースのデータ基盤技術との相互接続性実証に参画

〜札幌市内飲食店の人数カウントデータをAI画像解析により取得、提供〜

エコモット株式会社(本社:北海道札幌市、代表取締役:入澤 拓也、以下「エコモット」)は内閣府総合科学技術・イノベーション会議の「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第2期/ビッグデータ・AIを活用したサイバー空間基盤技術」(管理法人:国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO))での委託事業である、「分野間データ連携基盤技術の社会実装に向けた外部仕様書の作成・公開および相互接続性実証(以下、本事業)」において実施された、4つの実証のうち「オープンソースのデータ基盤技術との相互接続性実証」について、本事業の委託先である、日本電気株式会社から受注し、市内飲食店の人数カウント等複数のデータを取得しデータ提供を行うとともにリアルタイムに可視化を行い、データ流通における課題を抽出しました。
引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000310.000078149.html

■オープンソースのデータ基盤技術との相互接続性実証

エコモットが参加した本実証では、不動産ディベロッパーや飲食店が、人流データ、混雑度データ、気象データ、イベントデータなどの複数のデータを取得し、リアルタイムに可視化するアプリケーションからデータ活用の可否を検証することで、データ流通における課題を抽出しました。その結果、CADDE※1におけるID管理の方法や、マーケティング・業務の最適化につながるデータの詳細化・多様化といった面で課題を確認しました。
混雑度データを算出する上で、基礎となる、各店舗の人数カウントデータの、取得、提供にあたっては、弊社が開発した混雑状況可視化サービスを用いてAPIで提供しました。

<ピープルカウント機能搭載AIカメラAIT-200と人数カウントデータイメージ>

■混雑状況可視化サービスの概要

ピープルカウント機能搭載AIカメラを飲食店に設置し、AI画像解析により、カメラより撮影した画像を外部に出力することなく、店内の人数をカウント、クラウドサーバー上でカウントした人数と画像内の位置情報のみを抽出し、事前に撮影した無人の背景画像の上に人型のアイコンを配置することにより、お客様のプライバシーを配慮した形で、誰でも簡単に混雑状況を確認できるサービスです。これにより、飲食店や医療施設などの混雑状況を電話やメールでお問い合わせすることなく、LINEやデジタルサイネージ・Webサイトなどで簡単に確認できるようになります。
※本実証では、時間ごとの人数データのみを専用のプラットフォームでAPI提供し、対象店舗の混雑状況は一切公開しておりません。

■本事業の概要

本事業では日本電気株式会社とエブリセンスジャパン株式会社が委託先として、また、株式会社日立製作所、大学共同利用機関法人情報・システム研究機構国立情報学研究所(NII)、株式会社ザイナスが再委託先としてそれぞれ参画しCADDE※1と産業・商業向けデータ基盤、スマートシティ向けデータ基盤等を相互接続させたデータ利活用の実証を行い、分野を超えたデータ連携を加速するうえでの実装面での課題を抽出し、それに対応する解決策を取りまとめました。
今回、エコモットは、今回行われた4つの実証※2の1つである「オープンソースのデータ基盤技術との相互接続性実証」に日本電気株式会社から受注し、市内飲食店の人数カウント等複数のデータを取得しデータ提供を行うとともにリアルタイムに可視化を行い、データ流通における課題を抽出しました。


※1:ジャッデ、と読む。Connector Architecture for decentralized Data Exchangeの略、分散型データ交換のためのコネクタ・アーキテクチャ、を意味する。
※2:「1)産業・商業で利用されるデータ基盤技術との相互接続性実証」「2)オープンソースのデータ基盤技術との相互接続性実証」「3)データ取引で利用されるデータ基盤技術との相互接続性実証」「4)スマートシティで利用されるデータ基盤技術との相互接続性実証」を指す。


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