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2023.04.27

ChatGPTで使われているOpenAIの最新技術「GPT-4」を搭載した ティ・アイ・エルのAI音声ダッシュボード「RECORiS powered by GPT-4」の 共同実証実験の取り組みについて

〜会話の要約や感情分析、会話のキーワード抽出などの機能効果検証で協力〜

エコモット株式会社(本社:北海道札幌市、代表取締役:入澤 拓也、以下「エコモット」)の出資先企業である、ティ・アイ・エル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:藤浪 慧、以下「TIL」)は自社で開発・提供するAI音声ダッシュボード RECORiSに世界中を席巻しているLLM(Large Language Model:大規模言語モデル)を搭載し機能拡張に取り組んでおります。これを受け、エコモットは、RECORiSに含まれる会話の要約や感情分析、会話のキーワード抽出などのアップデート機能を効果検証の場を提供するとともにRECORiSを用いた業務効率化について協力して取り組みます。
RECORiSは現場の音声をスマートフォンアプリ経由でテキスト化し、あらかじめ設定されたワードを検知することで、カスタマーハラスメントやパワーハラスメントの見逃しを防ぎ、コンプライアンス遵守に貢献するTILの主力ソリューションで、昨年4月の資本業務提携以来、エコモットとTILの協業により、弊社データアナリティクス部をその強化に当たらせて参りました。その成果がLLM搭載による機能拡張という形で表れてきたことを受け、この動きをさらに強化し、事業を拡大すべく本検証に取り組む所存でございます。
エコモットでは、様々なIoTソリューション事業でカスタマーサポート業務を行っており、顧客との接点が多くあります。これらの会話データをもとに、2023年5月中旬から開始予定の実証実験を通じて、カスタマーサポートの品質向上や従業員のケアへの貢献を実現します。


■RECORiSとは

生活者と直接対峙するサービス現場ではさまざまなトラブル・困りごとが発生する可能性があります。例えば、コミュニケーションミス、事故・トラブル、クレームなどがあげられます。RECORiSは独自開発されたボイスレコーダーデバイスとソフトウェアによって、現場でのコミュニケーションを全てテキスト保存することが可能です。
あらかじめ設定された禁止語句や大声などをAIが検知するとオペレーションセンターへ自動通報し、訪問先や密室でのトラブル発生を防ぎます。また、テキスト保存されたデータは担当者・日時・場所・単語等によって検索ができ、事故対応時のエビデンスとして活用することが可能です。 さらに、トラブル対応だけではなく、音声データはサービス・営業品質の向上やマーケティングにも活用できます。これまで人に依存していた現場のノウハウをデータ化することでサービスのパフォーマンス最大化を実現します。

■今後の展望

実証実験の結果によって、エコモットでの販売を検討し、自社の顧客へ展開、自社内での活用、IoT監視センターにおいて自動化されたコンタクトセンターの確立を目指していきます。

<RECORiSのシステムイメージ・ダッシュボード>

■ティ・アイ・エル株式会社について

TILは2017年に創業し、2019年3月には北大発ベンチャーに認定され、北海道大学のAI/IoTに特化した工学研究室と連携し、低価格でスピーディなサービス提供を実現してきました。「IoTテクノロジーを用いて、次世代の生活者体験を創造する」をコンセプトに、最先端のテクノロジーを活用したPoCから事業構築に至るまで一気通貫した支援を提供します。

所在地 : 〒102-0073 東京都千代田区九段北 1-12-4 徳海屋ビル 6階
(北海道テクノロジーセンター:北海道札幌市北区北21条西 12-2 北大ビジネススプリング 204)
代表 : 藤浪 慧
設立 : 2017年 9月
事業内容: IoT・AIを用いたソリューション研究・企画・開発
URL : https://tilab.jp/


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