エコモットの連結子会社GRIFFY、 「GenVital」を今シーズンも数千人規模で大林組に提供
2024年シーズンは、GenVital装着者の体調不良発症率が1%以下であったことを確認
エコモット株式会社(本社:北海道札幌市、代表取締役 入澤 拓也、以下「エコモット」)は、連結子会社である株式会社GRIFFY(本社:東京都千代田区、代表取締役 入澤 拓也、以下「GRIFFY」)が株式会社大林組(本社:東京都港区、社長 佐藤 俊美、以下「大林組」)と共同で開発し、2024年より大林組が施工する建設現場での利用がスタートした、現場作業員の体調管理ソリューション「GenVital(ゲンバイタル)」について、2025年も土木現場を中心に数千人規模を対象として運用を開始することになりましたので、お知らせします。
2024年シーズン終了後の分析によると、「GenVital」の活用により、体調不良発症率を0.1%※に抑えられたことが確認され、2025年も継続して運用が行われることとなりました。また大林組が施工する建設現場に、「GenVital」を改良した「GenVital LTE」の提供も予定しております。
※大林組より、2024年10月1日時点の調査により3,000人中3名の発症との報告をいただいております。
<システム構成図>※GenVitalは医療機器ではなく、熱中症を予防・診断する製品ではありません。
■GenVital 製品概要(NETIS登録番号:KT-240128-A)
- リストバンドにより収集された現場作業員の心拍数と位置情報、計測器により収集された建設現場内の暑さ指数から、独自計算アルゴリズムにより計算された指標が閾値を超えた場合に、瞬時に作業管理者に対し注意喚起メールを送信することで、現場作業員の体調管理をサポートするソリューションです。
- 専用クラウドサーバ「GRIFFY Wear.」にLTE通信にてデータを送信する親機、心拍数データを収集する中継機、現場作業員が装着し心拍数を計測するリストバンド※から構成されます。リストバンドから中継機の通信はBLE、中継機から親機への通信はLoRaを使用し、暑さ指数計測およびデータ収集は、環境モニタリングクラウド「SisMil」※を使用します。
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心拍数の計測間隔は20秒、専用クラウドサーバ上の収集データは1分間隔で更新され、管理画面から心拍数や暑さ指数をリアルタイムで確認可能です。親機からクラウドサーバへのデータ送信は、LTE通信以外にも衛星回線や光回線も利用可能であり、電波不感地帯における建設現場への活用も可能です。
※リストバンドはホシデン株式会社製です。
※SisMilは、株式会社オーク情報システムの登録商標です。
■2024年シーズンの利用結果
昨年は大林組が施工する約60現場を対象に、3000人を超える建設作業員にご利用いただき、体調不良発症率は0.1%と高い効果を発揮しました。
大林組 熊本城土木工事事務所 工事長 清水英児氏のコメント
「作業員別に体調管理を行えて、体調悪化時にアラートが即時に通知され、作業を安全に遂行できました」
なお、清水氏の詳細インタビュー記事は以下Webサイトよりご確認いただけます。
https://prtimes.jp/story/detail/rwpG9nh5o9b
■関連情報・関連プレスリリース
エコモットの連結子会社GRIFFY 「GenVital LTE」を2025年5月より提供開始
https://www.ecomott.co.jp/topics/5169/
エコモットの連結子会社であるGRIFFYが現場作業員の体調管理ソリューション「GenVital(ゲンバイタル)」を大林組と共同開発
https://www.ecomott.co.jp/topics/4798/